久しぶりの更新。
スノーボードシーズンが終わって、しばらく更新が途切れてしまった。
このブログはほぼスノーボードブログにしていたが、あまりテーマにこだわらずに書こうと思う。
この土日でフォトリーディングの講座を受けてきた。
ぼくは読書が好きなわりには読書スピードが遅い。フォトリーディング以外にも、他の速読法なども検討したのだが、目の動かし方の練習とかをやるっぽくて気乗りしなかった。フォトリーディングには、その謳い文句から、他の速読法よりも劇的に速くなる可能性を感じた。半眼(ソフトアイ)で本を読むというところにも、座禅などに通じる何か深いものがあるんじゃないかという期待感も感じた。
実際講座を受けてみて、狭義のフォトリーディング(ソフトフォーカス=目の焦点を本にあてないで、高速にページをめくる部分)を除けば、広義のフォトリーディングの手順は合理的な本の読み方だと思った。読む目的を決め、目次を読み、ざっとキーワードを拾って質問を決める。その質問の答えを探しながらさっさと目を通していき、必要な部分のみを読む。読みながらメモ(マインドマップ)を作る。
本を最初から最後までじっくり読むことは、たしかに効率が悪い。一冊の本の中で自分が必要としている情報はそんなに多くはない。だから優先順位をつけて、優先順位の高いところだけ読めばいいというのは合理的な考え方だ。フォトリーディングの手順が強制ギブスとして働くので、無理やり効率のよい読書になる。時間を区切られていることの効果も大きい。各ステップの時間が決められているので、無理やりその時間内に終わらせようとする。それによって、否が応でも自分にとって本当に重要そうな部分のみに集中する。こういう読書法は、立花隆司や斉藤孝などの速読法とだいたい同じ考え方だ。
問題は、狭義のフォトリーディング、ソフトフォーカスでページを捉えながら、見開き1ページを1秒でめくっていく部分だ。目的を決めて目次に目を通したあとに、周辺視野で本をぼんやり眺めながら、高速にページをめくっていくのだ。
通常、人間が情報を認識して記憶する際は、外界→顕在意識→潜在意識というルートで情報が埋め込まれる。しかし、フォトリーディングの考え方は、顕在意識を通り越し、外界→潜在意識、と潜在意識に直接情報を埋め込んでしまうというものだ。狭義のフォトリーディングをするときは、文字情報が意識に入らないようにぼやけた状態で本を見なければいけない。本人は意識上では、その本の内容について何も理解していないのにも関わらず、潜在意識には入っちゃってますよ、ということなのだ。
ぼく自身は、これはありえないことではないと思う。サブリミナル効果の話でも、意識上ではスクリーンに一瞬映し出されるコカコーラを認識していなくても、コカコーラが飲みたくなったりすることは実験で証明されている。無意識のインプットが意識に影響を与えることはありえる。
ただ、コカコーラの場合はコカコーラの映像という単純な「イメージ」だったのに対して、本の場合は1ページに数百文字で表現された「概念」の集合体だ。「イメージ」が潜在意識と相性がいいのは分かるが、「概念」というのはどちらかというと顕在意識の得意分野な気がする。もしフォトリーディングによって、少しでも本の内容が潜在意識に入っているならば、本の内容や文中のキーワードに対して既視感(デジャヴ)でも感じそうなものだ。ぼくの場合、信じる心が足りないのか、そういったことは体験できなかった。 潜在意識というのは、パカッとフタを開けて中身をのぞけないがゆえに「潜在」意識だ。そこに本の内容が入ったか否かは証明しようがない。入っているかもしれないし、入っていないかもしれない。できることは、入っていると信じることだけだ。
とはいえ高速でページをめくることで、
①次のステップで読み返す際に勢いがつき、実際に早くなる
②潜在意識に入った(かも)というブラセボ効果で集中力アップ
という効果は少なくともある気がする。
まあ、効果のありなしに関わらず、1ページ/秒だから、かかる時間は200ページの本で3分ちょっとだ。効果がある可能性はあるので、しばらくは試しにやってみようかと思う。
実は、この講座で一番よかったのは、マインドマップの描き方を目で見て学べたことだ。マインドマップは、「リアルタイム」の手法だということが分かった。本を読んだ後に後で思い出しながらまとめるものではなく、読みながらサッサと描いていく。講師の方がそれを実演して見せてくれたことで初めてそれが分かった。百聞は一見にしかずだ。
この講座を受ける前から、速読関係の本を読んだり、フォトリーディングの本も読んでいたが、行動につながらなかった。今回、高い金を払って学ぶ「場」に身をおくことで、実際にフォトリーディングを試してみようという気になった。実践につながる(or つながりそう?)という意味で、こういう講座を受けてよかった。
何ごとも試行錯誤だ。とりあえずは、この読書法をためしてみることにする。